飯坂温泉地酒をつくる会が酒米、仕込み水、蔵元の全てで「オール福島市」を貫いて造った地酒「純米吟醸 摺上川」の「火入れ」が5日、発売された。
同会は同市飯坂町茂庭から飯坂温泉街を流れる摺上川の水を使い「本物」の地酒を造ろうと、地元有志が立ち上げた。飯坂温泉観光協会と共に季節ごとに生酒、火入れ、ひやおろしを醸造している。加熱処理した火入れは、安定した味わいが楽しめるという。
摺上川ダムを水源とする水道水を詰めたペットボトル「ふくしまの水」は、国際的な品質評価コンテスト「モンドセレクション」で10年連続の金賞を受賞している。純米吟醸摺上川は同市飯坂町東湯野で栽培した本県オリジナル酒造好適米「福乃香」と摺上川の水を使い、同市の金水晶酒造で仕込んでいる。真の意味で地酒と呼べ、毎回好評を得ている。
火入れ発売記念の同日は同会の安斎忠作会長、菊田透副会長、佐藤真也幹事が同市飯坂町の舛七酒店に集まり、PRした。720ミリリットル入り1930円。
主な取扱店
舛七酒店、旧堀切邸、角田商店、いちい飯坂店、県観光物産館、川瀬酒販、道の駅ふくしま、カネサ藤原屋