いわき市立美術館で4月19日に開幕する福島民友新聞創刊130周年記念事業の企画展「谷川俊太郎 絵本★百貨展」について、同美術館は5日、概要を発表した。昨年11月、92歳で亡くなった詩人谷川俊太郎さんが制作した約20冊の絵本を取り上げ、絵本原画や絵本から着想を得たインスタレーション作品を紹介する。6月8日まで。
同美術館と福島民友新聞社、福島中央テレビの主催。谷川さんはさまざまな絵描きや写真家と200冊にも及ぶ絵本を作り、言葉遊びや世界のありようを認識する手掛かり、ナンセンスの楽しみなどを表現してきた。企画展では、絵本原画や巨大な絵巻などを展示するほか、企画展のために書き下ろされた絵本「すきのあいうえお」を映像で紹介する。絵本約100冊を読むことができるコーナーも設ける。
観覧料は一般千円、高校・高専・大学生600円、小中学生400円。開館時間は午前9時半~午後5時。月曜日と5月7日は休館(4月28日と5月5日は開館)。
問い合わせは美術館(電話0246・25・1111)へ。