自分がこれからどう生きていくのかを突きつけられたのが、東日本大震災と東京電力福島第1原発の事故だった。 あの日、住んでいた仙台市のマンションから津波の状況が見えた。停電の中、何日も石油のコンビナートが燃えていた。 電力会社で以前広報担当の部署にいた私は、原子力発電所に何百人もの人を案内してきた。「このままこの仕事を続けていくべきか」。あの事故で考えが一変した私は、震災からしばらくたった後、退職届...
この記事は会員専用記事です
残り520文字(全文720文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。