大きな挫折を味わい、不完全燃焼のまま高校3年という人生の岐路に立った。 箱根駅伝のために大学に進学したい。だが結果を残していないため、当然ながら大学の勧誘はない。陸上部がある会社への就職もできない。それでも陸上競技を諦めたくない。まだ走りたいとの一心だった。 一般入試の道はあったが、兄が芝浦工大に通っており、父1人の給料では家庭への負担が大きいと考えた。父に相談すると「就職しなさい」とのことだっ...
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